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季節の行事

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2017年12月04日

正月事始め

12月13日を「正月事始め」といい、新年を迎える準備を始める日です。門松にする松やおせちを調理するための薪なども、この日に採りに行きました。これを「松迎え」といいます。
また、「事」を「年」とする地方では12月8日を事始め(事納めは2月8日)、「事」を「農業」とする地方では12月8日を事納め(事始めは2月8日)といい、仕事や祭礼の始まりと終わりの日を意味しています。

 


■道具に感謝する「針供養」も
1年間お世話になった道具を片付け、供養する風習があります。道具の供養として代表的な行事が「針供養」です。針は着物の時代の大切な道具。針仕事を休み、折れた針を豆腐やこんにゃくのような柔らかいものに刺して供養し、裁縫の上達を祈りました。
「針供養」も12月8日に行う地域と2月8日に行う地域があり様々です。

 

針刺し.png

 


■「すす払い」でご利益を授かる大掃除
現代の大掃除のもととなるのが、12月13日の「すす払い」です。お正月は年神様を家に招き入れる行事ですが、昔はご先祖様も帰ってくるとされていました。そこで、神棚や仏壇の掃除をして正月の準備をする習わしがあり、やがて家中を掃除して年神様をお迎えするようになりました。

 

1年間の汚れを払い隅から隅まできれいにすると、年神様がたくさんのご利益を持って降りてくるそうで、12月13日に江戸城で「すす払い」を行っていたことに由来します。ただでさえ慌しい年末は要所だけを掃除すればいいので、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょう。

 

また、お歳暮を12月13日ごろから贈るのは、お歳暮が正月用のお供えものだったことの名残りです。「すす払い」や「松迎え」が済み、年神様やご先祖様を迎える態勢がととのう頃に届けるというわけです。

 

 

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