お事汁

旧暦12月8日、2月8日の「事八日」(ことようか)に、無病息災を祈って食べる野菜たっぷりのみそ汁が「お事汁」です。
おこと汁は別名「六質汁」(むしつじる)とも呼ばれ、元々は芋、大根、にんじん、ごぼう、小豆、こんにゃくの6種類の具を入れて作ったみそ汁です。ビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富で、寒い季節に体の芯から温まる伝統の健康長寿食といえますね。
地方によって、入れる具材はいろいろあるようですが、一例をご紹介します。

画像提供:「いであ株式会社 お天気レシピ」
http://recipe.bioweather.net/

お事汁イメージ

お事汁の作り方

【材料】(2人分)
里芋...2個
大根...10cm
にんじん...1/2本
ごぼう(細)...1本
小豆...大さじ2
こんにゃく...1/2枚
カツオのだし汁...3カップ
みそ...大さじ4
あさつき...適量

【作り方】
①里芋はよく洗って皮をむき、厚さ2cmの輪切りにする。
②大根は皮をむき、厚さ1cmのいちょう切りにする。
③にんじんは皮をむき、厚さ5mmの半月切りにする。
④ごぼうは皮をこそげ、食べやすい大きさの乱切りにする。
⑤小豆はさっと水で洗う。
⑥こんにゃくは熱湯でさっとゆでてアクを抜き、一口大に手でちぎる。
⑦鍋に①から⑥の具を入れ、だし汁を注ぎ入れ火にかける。
沸騰したら弱めの中火にして、具が柔らかくなるまで25分ほど煮る。
⑧具が煮えたら、みそを溶き入れ火を止める。
⑨器に盛り、あさつきを添える。

野菜はお好みでいろいろ加えてみましょう。
れんこんなどの旬の根菜がおすすめです。

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