日々の便り

2015年08月07日

8月8日は「立秋」。打ち水で涼しい風を呼び込みましょう!

8月8日は「立秋」。二十四節気のひとつで、この日から立冬の前日までが暦の上では秋となります。とはいえまだまだ暑い盛りなので、「暦の上では秋ですが・・・」というおなじみのフレーズが聞かれますね。暦の上では暑さのピークが過ぎるので、立秋以降の暑さを「残暑」と言い、立秋を過ぎたら「暑中見舞い」も「残暑見舞い」に変わります。

また、七十二候では8日から「涼風至(すずかぜいたる)」に入ります。涼しい風が吹き始める頃。まだ暑いからこそ、ふとした瞬間に涼を感じることができます。猛暑が続く日本列島ですが、少しずつ秋は近づいてきています。

厳しい残暑の日も、風が吹いてくると少ししのぎやすい気がします。また、水辺の風景や噴水の水しぶきなどは、見るだけで涼しさを感じますね。
今からでもすぐにできる暑さ対策のひとつが「打ち水」。庭先や玄関先に水をまくことで、まいた水が蒸発するときに気化熱として熱が奪われ、温度を下げる効果があります。また、蒸発することにより、風が起き、涼しく感じることもあります。
昼間の炎天下にまくと、かえって蒸し暑くなることがあるので、朝のうちか、夕方、日が陰ってきてからまくのが効果的です。水は、風呂の残り湯などを再利用するとエコですね。

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また、打ち水には「場を清める」という意味合いもあるため、来客への心遣いとして玄関先に打ち水する習慣もあります。

エアコンも扇風機もない時代、人々は高温多湿で蒸し暑い日本の夏を乗り切るために、自然の風や水を使って上手に涼を呼び込んでいました。打ち水の他にも、涼を呼ぶ工夫がいろいろあります。詳しくはこちらをご覧くださいね。

【暮らしの中の歳時記】涼を呼ぶもの―風と水
https://www.i-nekko.jp/chie/hint/2018-060313.html
【季節のめぐりと暦】二十四節気
https://www.i-nekko.jp/meguritokoyomi/nijyushisekki/
【季節のめぐりと暦】七十二候
https://www.i-nekko.jp/meguritokoyomi/shichijyuunikou/

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