日々の便り

2015年08月27日

秋を感じさせる「赤とんぼ」の秘密

8月28日から七十二候の「天地始粛(てんちはじめてさむし)」になります。天地の暑さがようやくおさまり始める頃。「粛」は縮む、しずまるという意味です。
夏休みももうすぐ終わり。地域によってはもう新学期が始まっているところもあるでしょう。少しずつ秋の気配に包まれてきましたね。

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この間、街中でトンボを何匹か見かけました。おなかのところが白かったのでシオカラトンボのようでした。シオカラトンボは市街地の公園の池などにもいるそうなので、近くの公園から飛んできたのかもしれません。
夏の間は色が薄かった赤とんぼも真っ赤に色づいてきているように見えます。実は夏の間に町で見られていたのはナツアカネ。アキアカネは夏の終わりの暑さがやわらぐ頃、真っ赤に成熟して山から下りてきます。赤とんぼは見る場所や時期によって種類が違うのです。
アキアカネは秋を感じさせるので、秋の季語にもなっています。

昨年の今頃、有名な天然氷のかき氷を食べに行ったその帰り、小高い展望台の周りに赤とんぼがたくさん舞い飛んでいるのを見ました。昼間はまだまだかき氷のおいしい時期ですが、夕焼け空に舞う赤とんぼの姿に秋を感じた小旅行でした。
皆さまも小さな秋を見つけに出かけてみてはいかがですか?

【暮らしの中の歳時記】赤とんぼ
https://www.i-nekko.jp/matsuri_asobi/matsuri_natsu/2018-082410.html
【季節のめぐりと暦】七十二候
http://i-nekko.jp/meguritokoyomi/shichijyuunikou/

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