日々の便り

2015年10月13日

七十二候「菊花開」。全国各地で「菊まつり」の季節。

10月14日からは七十二候の「菊花開(きくのはなひらく)」です。菊の花が咲き始める頃。旧暦では重陽の節供を迎える時期で、菊で長寿を祈願しました。重陽の節供と菊の花についてはこちらをご覧くださいね。

【暮らしを彩る年中行事】五節供/重陽
http://i-nekko.jp/nenchugyoji/gosekku/chouyou/

菊は秋を代表する花ともいえ、10月から11月にかけて全国各地で「菊まつり」が行われています。首都圏の伝統的な菊まつりといえば、茨城県笠間市の「笠間の菊まつり」が10月17日から始まります。100年以上の歴史ある菊まつりで、笠間稲荷神社を中心に約1万鉢の菊が展示され、菊人形展なども開催されます。
菊というと伝統的な生け花や大輪の一本菊を思い浮かべてしまいますが、スプレーマムやピンポンマムなど、「~マム」というネーミングで人気のお花はすべて、西洋で品種改良された「洋菊」です。洋菊は育てやすいものが多いので、気軽にガーデニングで楽しむのもおすすめです。

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ところで、ガーデナーにとっては、今頃はちょうど球根を植える時期ですね。今を盛りに咲く花を楽しみながらも、来春の花の準備も進めておきたいところ。
人気の定番といえばチューリップやムスカリ、クロッカスなどですが、みな開花は早くても3月頃から。そこでおすすめしたいのが「日本水仙」。厳しい寒さの中でも咲く姿から「雪中花(せっちゅうか)」とも呼ばれています。1月頃から咲き始める早咲き種で、早いものは12月中から咲き始めます。すらりとした姿で良い香りがするのでお正月の花として飾っても素敵です。初心者でも育てやすいので、チャレンジしてみるなら今が植え時です。

【季節のめぐりと暦】七十二候
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【暮らしを彩る年中行事】重陽
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【暮らしを彩る年中行事】菊づくし
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