日々の便り

2016年06月30日

田植えを終える「半夏生」。「山開き」「海開き」シーズン到来。

7月の和風月名は「文月(ふみづき、ふづき)」。七夕の短冊にちなみ「文披月(ふみひらきづき)」と呼ばれ、そこから転じて「文月」になったといわれます。また、旧暦の7月は稲穂が膨らむ頃だったので「穂含月(ほふみづき)」「含月(ふくみづき)」から転じたという説もあります。

7月1日は、夏至から数えて11日目の雑節「半夏生(はんげしょう)」です。「半夏」が生え始める頃という意味で、七十二候でも「半夏生(はんげしょうず)」にあたり、雑節の中で唯一、七十二候から来た名称です。
「半夏生」は農作業の大切な目安でした。田植えは半夏生に入る前に終わらせ、それを過ぎると秋の収穫が減るといわれてきました。無事に田植えが終わると、水田や神棚に餅やお神酒を供え、田の神に感謝する「さなぶり」という行事を行ったり、この日の天気で収穫のできを占ったりしました。

ところで、「半夏」とは何でしょう。半夏とは、「烏柄杓(からすびしゃく)」という薬草の異名です。「半夏生」という名前の草もありますが、七十二候でいう半夏とは別の植物です。名前の由来は、半夏生の頃に花が咲くからとする説と、葉の一部を残して白く変化する様子から「半化粧」と呼ばれたのが半夏生になったとする説などがあります。また、古くは「片白草(からしろぐさ)」とも呼ばれています。

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半夏生が過ぎるとそろそろ梅雨が明け、日差しが眩しい夏本番がやってきます。
各地で「山開き」や「海開き」が行われるころです。
「山開き」は山岳信仰に基づく行事として行われてきました。富士山の山開きが7月1日だったことから、全国の名だたる山々もこの時期に山開きとして祭りなどを開催します。

「海開き」は、地方によって異なりますが、やはり今頃行われるところが多いようです。「海の家」などもオープンし、海水浴シーズンの幕開けです。海に対する畏敬の念を示し、海水浴の解禁日には安全祈願などが行われる浜もあります。
夏の海山のレジャーは、安全に十分配慮して、楽しみたいですね。

【季節のめぐりと暦】和風月名
http://i-nekko.jp/meguritokoyomi/zassetsu/wafuugetumei/
【季節のめぐりと暦】雑節/半夏生
http://i-nekko.jp/meguritokoyomi/zassetsu/hangeshou/
【季節のめぐりと暦】七十二候
http://i-nekko.jp/meguritokoyomi/shichijyuunikou/index.html
【季節の行事】山開き
https://www.i-nekko.jp/matsuri_asobi/matsuri_natsu/2018-061810.html
【暮らしの中の歳時記】海水浴
https://www.i-nekko.jp/matsuri_asobi/matsuri_natsu/2018-070310.html

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