日々の便り

2016年08月16日

七十二候「蒙霧升降」。夏の海辺で童心に帰って砂浜遊び

8月17日から七十二候の「蒙霧升降(ふかききりまとう)」になります。深い霧がまとわりつくように立ち込める頃。まだ残暑は厳しいものの、早朝は空気が冷え、山間部や水辺では、あたり一面が白い霧に包まれて幻想的な風景を作り出すことがあります。

また、霧とよく似た現象で「靄(もや)」があります。霧も靄も、大気中に無数の微小な水滴が浮遊し、遠方がよく見えなくなる現象ですが、霧は1kmより手前がはっきり見えない状態、靄は10kmより手前がはっきり見えない状態をさすそうです。なお、平安時代頃から秋の「霧」に対して、春は「霞(かすみ)」といわれます。

さて、お盆休みのピークは過ぎたものの、子どもたちはまだまだ夏休みの真っ最中!夏を満喫したいですね。夏はやっぱり海!海のレジャーもいろいろありますが、そろそろクラゲが気になる時期。童心に帰って、砂浜遊びをしてみてはいかがでしょう。もちろん、子どもも大喜びする楽しい砂浜遊びです。波と追いかけっこをしたり、貝殻を拾ったり、穴掘り競争をしたり。小さな子どもや泳げない子どもでも安心して遊べます。

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東京から近い海といえば千葉や神奈川の海ですが、砂浜の色は黒っぽい色をしています。残念ながら憧れの白い砂浜は、多くが南の島の海岸です。それはなぜでしょうか。また、色だけでなく、星の砂や鳴き砂など、砂にもいろいろ特徴があります。子どもといっしょに考えてみてくださいね。

【季節のめぐりと暦】七十二候
http://i-nekko.jp/meguritokoyomi/shichijyuunikou/
【暮らしの中の歳時記】海辺の思い出―砂浜遊びと砂の色
https://www.i-nekko.jp/matsuri_asobi/matsuri_natsu/2017-081510.html

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