日々の便り

2016年08月27日

秋を感じさせる虫「赤とんぼ」の秘密

8月28日から七十二候の「天地始粛(てんちはじめてさむし)」になります。天地の暑さがようやくおさまり始める頃。「粛」は縮む、しずまるという意味です。
夏休みももうすぐ終わり。地域によってはもう新学期が始まっているところもあるでしょう。少しずつ秋の気配に包まれてきましたね。

この夏、街中でもたびたび、赤とんぼを見かけました。まだ少し赤い色は薄いものの、元気に飛び回っていました。実は、私が見ていたのはナツアカネのようで、ナツアカネの色は真っ赤というより橙色をしています。
夏の終わりによく見る真っ赤な赤とんぼは、アキアカネ。夏の間、山にいたアキアカネが、夏の終わりの暑さがやわらぐ頃、真っ赤に成熟して山から下りて来るからです。赤とんぼは見る場所や時期によって種類が違うのですね。アキアカネが秋を感じさせるので、秋の季語にもなっています。

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また、そろそろ秋の虫たちが鳴き始めています。俳句で「虫」と言えば、秋に草むらで鳴く虫たちのことを指し、秋の季語になっています。虫の声が幾重にも重なって賑やかな様子を表す「虫時雨(むししぐれ)や「虫集く(むしすだく)、暗闇に虫の声だけが聞こえる「虫の闇」、昼間でも鳴いている「昼の虫」など、秋の風情を表す言葉もたくさんあります。

【暮らしの中の歳時記】赤とんぼ
https://www.i-nekko.jp/matsuri_asobi/matsuri_natsu/2018-082410.html
【季節のめぐりと暦】七十二候
http://i-nekko.jp/meguritokoyomi/shichijyuunikou/

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