日々の便り

2016年10月12日

七十二候「菊花開」。「栗名月」を見ながら食べたい栗ごはん

10月13日からは七十二候の「菊花開(きくのはなひらく)」です。菊の花が咲き始める頃。旧暦では重陽の節供を迎える時期で、菊で長寿を祈願しました。重陽の節供と菊の花についてはこちらをご覧くださいね。
【暮らしを彩る年中行事】五節供/重陽
http://i-nekko.jp/nenchugyoji/gosekku/chouyou/

また、今日は旧暦9月13日にあたる「十三夜」。十五夜の後にめぐってくる十三夜の月は「後(のち)の月」と呼ばれ、十五夜に次ぐ名月とされています。十五夜または十三夜のどちらか一方のお月見しかしないことを「片見月」と呼び、縁起が悪いといわれています。でも、今年の十五夜は天気に恵まれず、お月見ができなかった人も多いでしょう。縁起が悪いといわれても、十三夜の名月は見たいものですね。

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十三夜は栗や枝豆の収穫祝いでもあったため別名「栗名月」「豆名月」といい、栗や枝豆を供える習わしがあります。
「栗」は秋の味覚の代表格ですね。栗と日本人のつながりは古く、縄文時代にまでさかのぼります。古くは主食や救荒作物として食を支え、耐水性や耐久性にすぐれた木材としても用いられてきました。意外なところでは、鉄道の枕木として近代日本の鉄道発展に貢献してきました。

今は、洋菓子店や和菓子店にさまざまな栗のお菓子が並んでいて、甘党にはたまらない季節です。栗ごはんもぜひ味わいたい秋の味覚。栗をむくのには少し手間がかかりますが、失敗しない栗のむき方と栗ごはんの作り方をご紹介します。

【食の歳時記・旬の味】秋の味覚―栗
https://www.i-nekko.jp/mikaku/mikaku_aki/2018-052712.html
【季節のめぐりと暦】七十二候
https://www.i-nekko.jp/meguritokoyomi/shichijyuunikou/
【暮らしを彩る年中行事】お月見
https://www.i-nekko.jp/nenchugyoji/otsukimi/

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