日々の便り

2017年02月10日

「初午」には稲荷ずしをお供えして豊作祈願

2月11日は「建国記念の日」。「建国をしのび、国を愛する心を養う日」として、1966年に「建国記念の日」に定められました。せっかくの祝日ですが土曜日と重なってしまい、休みが減ってがっかり...なんて方も多いかもしれませんね。

さて、2月最初の午の日は「初午」。この日に、京都・伏見稲荷大社の地に稲荷神が降りたとされ、やがて全国に「初午祭」が広まりました。稲荷の名は「稲生り」から来たともいわれ、伏見稲荷をはじめ大阪の玉造稲荷、愛知県の豊川稲荷など、各地の稲荷神社で盛大に祭がとり行われます。2017年は2月12日が初午にあたります。

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稲荷神社といえばキツネがつきもの。キツネは、春になると山から下りてきて田んぼのネズミを食べ、秋には山に帰ることから「稲荷神の使い」とされました。稲荷神社のキツネの像をよく見ると、口になにか咥えています。米倉の鍵や鎌、玉など神社によって違いがあるそうですが、「稲荷神の使い」として見ると納得できるものばかりです。

そのキツネの大好物が油揚げ。そこで、初午の日には油揚げや油揚げにすし飯を詰めたものを奉納するようになり、これが稲荷ずしの始まりだといわれています。稲荷ずしの形は、東日本では米俵に見立てた俵型ですが、西日本ではきつねの耳に見立てた三角が主流。面白いですね。

また、初午の行事食として有名なのが、栃木県を中心に北関東に伝わる「しもつかれ」。
どんなお料理かご存知ですか?作り方もご紹介しています。

【暮らしのまつり・遊び】初午
https://www.i-nekko.jp/matsuri_asobi/matsuri_fuyu/hatsuuma/
【四季と行事食】しもつかれ
https://www.i-nekko.jp/mikaku/mikaku_fuyu/shimotsukare/

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