日々の便り

2017年06月15日

梅仕事をするなら今!七十二候「梅子黄」

6月16日から七十二候では「梅子黄(うめのみきばむ)」。梅の実が黄ばんで熟す頃という意味です。青い梅が次第に黄色みをおび、赤く熟していきます。
昔から「梅は三毒を断ち、その日の難を逃れる」といい、朝夕に梅干しを1個食べれば健康を保てるといわれてきました。日本に現存する最古の医学書である平安中期の「医心方(いしんぼう)」で、「梅干」の効用が取り上げられています。鎌倉時代以降、実の多くは梅干しとして食用にされ、戦国時代は薬効のある携帯食としても重宝したようです。江戸時代には、庶民の食卓にも登場するようになりました。

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青梅は種に有害な成分が含まれているので、生では食べられず、梅酒などにします。梅干しや煮梅などを作るなら、熟した実を使います。
簡単な梅干しの漬け方、梅酒の作り方をご紹介しています。わが家の保存食として、作ってみてはいかがでしょうか。

また、6月18日は「父の日」。お父さんへの感謝の気持ちを表す日です。大人同士であれば、お父さんとともにグラスをかたむけるのも良いですね。

【季節のめぐりと暦】七十二候
http://www.i-nekko.jp/meguritokoyomi/shichijyuunikou/
【食の歳時記・旬の味】梅干し
http://www.i-nekko.jp/shoku/2015-061210.html
【四季と行事食】梅酒
http://www.i-nekko.jp/gyoujishoku/natsu/ume-shu/index.html
【暮らしを彩る年中行事】母の日と父の日
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