日々の便り

2017年08月10日

山の恩恵に感謝する「山の日」に

8月11日は「山の日」。昨年から施行された国民の祝日で、「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」日とされています。日にちの案はいろいろありましたが、お盆休みにつなげやすいなどの理由で8月11日となりました。
これを記念して、昨年は長野県松本市上高地で「第1回全国山の日記念全国大会」が開催されました。今年は栃木県那須町で第2回大会が開かれます。海の日同様、山の日も単なるお祭り的な祝日ではなく、自然と人間との共存を考えていくための有意義な一日として、式典や記念行事が行われます。ハイキングやウォーキングなどの関連イベントは11月まで県内各所で実施されています。公式ホームページをチェックして、お出かけになってみてはいかがでしょうか。

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さて、8月12日から七十二候では「寒蝉鳴(ひぐらしなく/かんせんなく)」の期間です。「寒蝉」とは秋を告げる蝉のことで、蜩(ひぐらし)が鳴き始めるという意味。蜩が「カナカナ・・・」と鳴くのは、日の出前や日の入り後など薄暗い時間帯。夕暮れに鳴くので「日暮し」と呼ばれるようになったそうです。

夏の虫はトンボやチョウ、カブトムシなどたくさんいますが、鳴き声で存在感を示しているのが蝉たち。成虫としての短い命を燃やすように、いっせいに鳴き立てる声は「蝉時雨(せみしぐれ)」ともいわれ、夏の風物詩のひとつです。

【暮らしの中の歳時記】蝉の声
https://www.i-nekko.jp/matsuri_asobi/matsuri_natsu/2018-080810.html
【季節のめぐりと暦】七十二候
https://www.i-nekko.jp/meguritokoyomi/shichijyuunikou/

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