日々の便り

2017年10月22日

二十四節気「霜降」。「山粧う」紅葉の時季

10月23日は二十四節気の「霜降(そうこう)」。「寒露」の次にあたり、露の後は霜ということで気温はさらに低くなってきます。
七十二候でも「霜始降花(しもはじめてふる)」に入ります。山里では霜によって草木や作物が枯れてしまわないよう、警戒する時期でもあります。

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ぐっと冷え込むこの頃は、楓や蔦の紅葉が色鮮やかになっていきます。紅葉は、気温が急激に下がることで葉の中のタンパク質が移動できなくなり、糖類が蓄積されて、緑の色素が減っていくためにおこる現象です。代わりに増えていく赤い色素はアントシアニン、黄色い色素はカロチノイド、褐色の色素はフロバフェンといい、木によって、また気候によってどの色が強く出るかは違います。一様に赤くならないからこそ、美しい色のグラデーションが楽しめるわけです。

紅葉に彩られた秋の山を「山粧う(やまよそおう)」といいます。花が咲き始め、鳥が歌う春は「山笑う」、青葉が茂りみずみずしい夏は「山滴る」、冬山の静けさは「山眠る」などと、四季折々の山をまるで生きているかのように表す言葉があります。これは、11世紀の中国の郭煕(かくき)という画家の言葉に由来しているそうですが、とても素敵な表現ですね。

【季節のめぐりと暦】二十四節気
http://i-nekko.jp/meguritokoyomi/nijyushisekki/
【季節のめぐりと暦】七十二候
https://www.i-nekko.jp/meguritokoyomi/shichijyuunikou/
【暮らしのまつり・遊び】紅葉狩り
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【暮らしの中の歳時記】紅葉前線
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