日々の便り

2018年11月30日

一年を振り返る「師走」。お世話になった方へ贈るお歳暮のマナー

12月の和風月名は「師走」。子どもの頃「先生も走るくらい忙しい時期」だから「師走」と教えられた気がしますが、この「師」は本来は「僧侶」のことでした。12月はどの家もお坊様を迎えてお経を読んでもらったため、僧侶が忙しく東奔西走するので「師馳す(しはす)」となり、それが変化して「師走」になったというわけです。

この他にも、年が果てるという意味の「年果つ(としはつ)」が変化したという説、四季が果てる月を意味する「四極(しはつ)」が変化したという説など諸説ありますが、どれも一年が終わることを感じさせる言葉です。
普段の仕事に加えて、大掃除や年賀状書きなど、いろいろと忙しくなります。体調に気をつけて頑張りましょう!

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さて、お歳暮の手配を考える時期ですね。一年の終わりに、お世話になった方に感謝の気持ちを込めて贈るお歳暮ですが、本来は「歳暮の礼」ともいい、お正月の供物を本家などに届けたのが始まりでした。今でもお歳暮には、年越しや正月に使える食料品を贈るのが主流ですね。産地直送品や老舗、こだわりのグルメなどバラエティに富んでいますので、選ぶのも一苦労ですが、喜んでいただけると贈る側もうれしいものです。
お歳暮を贈る場合のマナーなどをご紹介していますので、お歳暮で迷うことがあったらぜひ、ご一読ください。

【季節のめぐりと暦】和風月名
http://i-nekko.jp/meguritokoyomi/zassetsu/wafuugetumei/
【暮らしの作法】お歳暮
https://www.i-nekko.jp/saho/tayori/oseibo/

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