日々の便り

2019年03月30日

七十二候「雷乃発声」。旬の味「桜鯛」を手軽に味わおう!

3月31日から、七十二候では「雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)」に入ります。冬の間は鳴りを潜めていた雷が、遠くの空でゴロゴロと鳴り始め、春の訪れを告げる頃です。「春雷(しゅんらい)」は「虫出しの雷」とも呼ばれ、冬の間隠れていた虫たちも活動し始めます。

この頃に旬を迎える魚に真鯛があります。桜が咲く頃、産卵期を迎えて脂がのり、ひときわおいしい鯛としてこの時期は「桜鯛」という名で呼ばれています。「サクラダイ」という魚もいるのですが、これはスズキ目ハタ科サクラダイ属に属している別の魚。食用で出回っているのもあまり見かけません。

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お祝いごとに付き物の真鯛は、姿かたちが立派で味も優れているということで、古来より日本人に親しまれてきました。「古事記」や「延喜式」にも登場し、朝廷への貢物として使われていたことがうかがえます。江戸時代になると将軍家に献上するため、江戸に鯛が集められるようになりました。

「目の下一尺」といわれ、体長40~50cmくらいのものがおいしいそうです。お刺身はもちろん、煮ても焼いてもおいしい真鯛。新入学や新社会人のお祝いの食卓に尾頭付きも良いですね。お祝い事がなくてもお刺身なら手軽です。ひと手間かけて鯛茶漬けなどにすると、ちょっとぜいたくな気分になれます。真鯛の刺身を醤油とみりんに漬けこみ、お好みの薬味とともにごはんにのせて熱い煎茶を注ぎます。お好みでだし茶漬けにしても良いですね。

【季節のめぐりと暦】七十二候
http://i-nekko.jp/meguritokoyomi/shichijyuunikou/

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