日々の便り

2019年10月13日

花とスポーツを楽しむ季節。「正倉院展」東京で開催

10月14日からは七十二候の「菊花開(きくのはなひらく)」。菊の花が咲き始める頃です。
菊は、桜と並んで日本を代表する花です。薬草として中国から日本に伝来し、日本で観賞用に改良を重ねられ、発展したのが「和菊」です。宮中など上流階級で愛好されていましたが、江戸時代には庶民の間にも普及し、観賞用として様々な品種が生まれました。
「仏花」のイメージが強いせいか地味な印象ですが、愛好家も多く、秋には全国で菊まつり、菊花展が開催されます。首都圏中心ですが、歴史ある菊花展をいくつかご紹介いたします。
【暮らしの中の歳時記】菊の名所と菊花展
https://www.i-nekko.jp/kurashi/2018-101010.html

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さて、10月の第2月曜日は「体育の日」。もともとは1964年開催の東京五輪を記念し、1966年に「スポーツにしたしみ、健康な心身をつちかう日」として、東京五輪の開会式が行われた10月10日が国民の祝日になりました。2000年から「ハッピーマンデー制度」が適用され、10月の第2月曜日になり、2020年から「スポーツの日」という名称に改められることになりました。また、2020年は五輪開会式が行われる7月24日に移動されます。

また、今日から東京国立博物館でご即位記念特別展「正倉院の世界―皇室がまもり伝えた美」が始まります。正倉院宝物をテーマにする展覧会の東京開催は38年ぶりということです。私は、正倉院展を見たいと思いつつ、なかなか奈良まで足を運べなかったのですが、これはチャンスと楽しみにしていました。前後期で約110点もの展示になるそうです。奈良国立博物館では10月26日から「第71回正倉院展」が開催され、40~50点が出展されるそうです。天平の美を両方見られたら最高ですね。

【季節のめぐりと暦】七十二候
https://www.i-nekko.jp/meguritokoyomi/shichijyuunikou/
【暮らしを彩る年中行事】重陽
https://www.i-nekko.jp/nenchugyoji/gosekku/chouyou/
【暮らしの中の歳時記】菊の名所と菊花展
https://www.i-nekko.jp/kurashi/2018-101010.html
【暮らしの中の歳時記】正倉院展
https://www.i-nekko.jp/kurashi/2018-102410.html

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