日々の便り

2020年04月24日

七十二候「霜止出苗」。田植えの準備がはじまる頃

4月25日から七十二候では「霜止出苗(しもやみてなえいずる)」になります。ようやく霜が降りなくなり、苗代では種もみが芽吹いて青々とした苗に育っていく頃という意味で、そろそろ田植えの準備も始まります。

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さて、春の花といえば子どものころからなじみの深いチューリップや、山のようにこんもりと鮮やかに木を覆いつくすツツジ、優雅に揺れる藤の花など、見頃となる花がいっぱい!各地に花の名所もたくさんあり、春の日差しの中、じっくりと堪能したいところですが、今年は新型コロナ感染防止のため、イベントなどは中止されています。

しかし、それでも多くの人が集まったので、やむなく咲き誇るチューリップを刈り取ったというニュースが先日ありました。刈り取られた無残な花の姿に心を痛めた方も多いと思います。チューリップだけでなく、これから見頃を迎える花々はたくさんあります。来年の花の季節を楽しみに、今はじっとしているのがいちばん。それが、人にとっても花にとっても良いのではないでしょうか。

【季節のめぐりと暦】七十二候
http://www.i-nekko.jp/meguritokoyomi/shichijyuunikou/

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