日々の便り

2020年05月09日

七十二候「蚯蚓出」。感謝の気持ちを伝えたい「母の日」

5月11日から七十二候では「蚯蚓出(みみずいずる)」。冬眠していたミミズが地上に出てくる頃という意味です。ミミズは、他の虫たちよりも動き始めるのが少し遅めのようですね。
畑や庭で土いじりをしていると、ミミズに出くわすことがあり、一瞬「うわっ!」となってしまいますが、ミミズは土作りの大切な役割を担っています。ミミズは大量の土や有機物を食べますが、土中のミネラルはミミズに食べられることで作物に吸収されやすくなります。また、ミミズが通ることによって土中の通気性が良くなり、糞は良質の団粒(だんりゅう)になります。ミミズの死骸さえも速効性肥料となるそうです。フカフカの土作りにはミミズが一役買ってくれているのですね。

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さて、5月の第2日曜日は「母の日」ですね。お母さんに日頃からの感謝の気持ちを伝える日です。日本の母の日はアメリカ発祥の母の日が伝わったもので、カーネーションが母の日のシンボルになりました。赤いカーネーションの花言葉は「母の愛情」。5月の誕生花でもあります。

今年はコロナ禍で何かと大変なお母さん。感謝や労いの気持ちを伝えられたら良いですね。人それぞれいろいろな状況で過ごされていると思いますので、お手伝いでも電話でも無理なくできる方法で想いを伝えらえたらと思います。

【季節のめぐりと暦】七十二候
http://www.i-nekko.jp/meguritokoyomi/shichijyuunikou/
【暮らしを彩る年中行事】母の日と父の日
http://www.i-nekko.jp/nenchugyoji/sonohoka/hahachichi/

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