日々の便り

2020年09月21日

二十四節気「秋分」は秋の彼岸。深まる秋を楽しもう

9月22日は「秋分の日」で、二十四節気の「秋分」に入ります。
秋分の日は、昼夜の長さがほぼ同じになる日で、この日を境に日が短くなり、秋の夜長に向かいます。読書の秋や芸術の秋、音楽の秋など、趣味に没頭するのに良いシーズンですね。秋分の日は、雑節の「彼岸」の中日でもあり「祖先を敬い、亡くなった人をしのぶ日」として国民の祝日になっています。秋の彼岸は、春の彼岸に対して「後の彼岸」「秋彼岸」とも呼ばれます。

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そして、七十二候では「雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)」になります。雷が鳴らなくなる頃という意味で、春分に始まり夏の間鳴り響いた雷も、秋分には鳴りをひそめます。

また、秋分に最も近い戊(つちのえ)の日は、雑節のひとつ、秋の「社日」で「秋社」ともいいます。2020年は秋分の日当日が社日にあたります。秋社では初穂を供えて収穫に感謝する習わしがありますが、各地で行われる行事の形はその土地の神様によって様々です。
社日は「土の神」をまつるので、この日は農作業など、土をいじることを忌む風習が各地に見られます。また、土地の守護神というよりも農耕の神様と捉える地域もあり、信州の「お社日様」は、春は神迎え、秋は神送りとして餅をついて祝ったといいます。

【季節のめぐりと暦】二十四節気
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【季節のめぐりと暦】七十二候
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【季節のめぐりと暦】雑節/彼岸
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【季節のめぐりと暦】雑節/社日
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【暮らしの作法】お墓参りの作法
http://www.i-nekko.jp/sahou/omairi/sahou/
【旬の味覚と行事食】おはぎ・ぼたもち
http://www.i-nekko.jp/shoku/2018-052711.html

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