日々の便り

2021年02月22日

七十二候「霞始靆」。霧、靄、霞の違いは何?

2月23日は天皇誕生日。恒例の一般参賀は、新型コロナウィルスの感染拡大を防ぐため、昨年に続き見送りとなっています。

さて、七十二候では今日から「霞始靆(かすみはじめてたなびく)」になります。春霞がたなびき始める頃という意味です。
都会では春霞といってもピンとこないかもしれませんが、朝方や昼間に遠い山などを眺めると、景色がぼやけて見えることがありますね。

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また、霞(かすみ)に似たことばに、霧(きり)、靄(もや)がありますが、これらの違いは何なのか、あらためて考えるとわかりにくいのではないでしょうか。
そこで、霧、靄、霞の違いをまとめてみました。
区別のしかたのみならず、季節感の違いや表現の違いにもふれています。
霧や靄はかかる、立ちこめるといい、霞はたなびくという。霞は昼間に限定され、夜は朧(おぼろ)を用いるなど、ことばひとつにも日本人の繊細な感性が息づいているのがわかります。

【暮らしの中の歳時記】霧、靄、霞の違い
http://www.i-nekko.jp/chie/2020-022109.html
【季節のめぐりと暦】七十二候
http://www.i-nekko.jp/meguritokoyomi/shichijyuunikou/

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