日々の便り

2021年09月18日

七十二候「玄鳥去」。ツバメ去って、カツオが戻る時期

9月18日からは七十二候の「玄鳥去(つばめさる)」になります。ツバメが子育てを終え、南へ帰っていく頃。ツバメは民家の軒先などに巣を作るので、親鳥がせっせとヒナにエサを運ぶ姿もよく見られます。
ツバメは田畑の害虫を食べてくれる益鳥として昔から親しまれてきましたが、最近は耕作地の減少や、巣作りに適した家屋の減少などで数が減っているそうです。来春も元気な姿がたくさん見られるといいですね。

202109_戻り鰹pixta_39274511_S.jpg

さて、9月は「戻り鰹」がおいしい時期です。戻り鰹は、脂がたっぷりと乗っているため「トロ鰹」とも呼ばれています。
鰹といえば「たたき」ですが、スーパーなどで購入した鰹のたたきもちょっとひと手間で、さらにおいしくなります。サクの状態の鰹のたたきの焼き目に塩を振り、フライパンでもう一度焼きます。熱が加わることで脂が乗った鰹の旨みが引き立ち、作りたてに近い味が楽しめます。

果物では、ぶどうがたくさん出回っています。旬の時期は種類によって異なりますが、8月から10月初旬が食べごろのシーズンです。
ぶどうは世界でトップクラスに生産量が多く、種類も生食用、ワイン用、干しぶどう用などを含めて8000種以上といわれます。その多くはワイン用とされていますが、日本ではぶどうはそのまま食べることが多く、生食用のおいしいぶどうがたくさんあります。旬の時期に食べ比べてみたいですね。

【季節のめぐりと暦】七十二候
【旬の味覚と行事食】秋/戻り鰹
【旬の味覚と行事食】秋/ぶどう


ページトップへ