歳時記にまつわる食の情報と、今も伝わる旬の味わいなどをご紹介します。

季節の行事

カテゴリ一覧を見る

2015年07月09日

祇園祭

祇園祭は京都府京都市にある八坂神社の祭礼で、日本を代表する夏祭りのひとつです。山鉾行事はユネスコ無形文化遺産にも登録され、神田祭(東京都)、大阪天神祭(大阪府)とともに日本三大祭に数えられています。


pixta_7766535_S祇園祭.jpg


7月1日の「吉符入」で始まる祇園祭は、7月17日の山鉾巡行、神幸祭、7月24日の山鉾巡行、花傘巡行、還幸祭を中心に、7月31日「疫神社夏越祭」で幕を閉じます。



■祇園祭の由来

平安時代、京の都に疫病が流行したとき、京の人々が牛頭天王(ごずてんのう)(=素戔嗚尊:すさのおのみことともいわれている)の怒りだとしておそれ、当時の国の数と同じ66の鉾を立てて神を祀り、神輿を送って厄災が去ることを祈ったのが始まりといわれています。
平安時代中頃から、祭りの規模が大きくなって賑わいを見せ、室町時代になると、町ごとに特色のある山鉾が作られていました。



■山鉾とは

祇園祭に出る山車は「山鉾」と呼ばれ、大きく2種類に分けられます。真木(しんぎ)という飾りが天に向かって高く伸びる「鉾」と、真木に松の木を用いる「山」があり、両方を合わせて「山鉾」といいます。山鉾は本来、疫病などの災厄をもたらす疫神を鎮めるため、依代として作られ、疫神をなだめるため鉦や笛、太鼓で囃しながら、町中を回ったと考えられています。山鉾巡行は、17日と24日に神輿が渡御するのに先立ち、都大路を祓い清めるために行われるようになったといわれています。

Fotolia_54425998_XS祇園祭真木.jpg   pixta_3003504_S祇園祭山.jpg

2014年に大船鉾が150年ぶりに復興し、現在は33基の山鉾があります。そのうち29基が国の重要有形民俗文化財に指定されています。



■祭りの見どころ

最大の見所は33基の豪華な山鉾が祇園囃子の音とともに町を練り歩く「山鉾巡行」。
2014年から49年ぶりに後祭(あとまつり)が復活し、山鉾巡行も17日の前祭(さきまつり)と、24日の後祭りの2日間行われることとになりました。
7月17日に行われる「山鉾巡行」では、大勢の氏子に曳かれて、大小23基の山鉾が列になって町中を進みます。最大のものになると重さ10~12t、高さ25m程もあり、人形や幕などで華やかに装われた姿は絢爛豪華です。長刀鉾を先頭に、美しさを競うように練り歩き、曲がり角で山鉾の車輪の下に青竹を敷いて方向を変える「辻回し」も迫力があります。
山鉾巡行が終わると、夕方に3基の御輿が八坂神社から出発し、御旅所(おたびしょ)に向かいます。

7月24日の後祭では10基の山鉾が巡航します。続いて花笠巡行、神輿が本殿にお遷りになる還幸祭が行われます。
7月31日には、「夏越祭」が蘇民将来をお祀りする八坂神社境内の「疫神社」で行われ、1ヶ月間の祇園祭も幕を閉じます。



■全国にある祇園祭

祇園祭が行われる八坂神社の祭神は素戔嗚尊(すさのうのみこと)です。日本各地には八坂神社を総本社として素戔嗚尊をまつる神社がたくさんあり、そこで行われるお祭りには「祇園」という名前がつくものが多くあります。
山口県山口市の八坂神社では、京都の祇園祭の鷺舞が伝わり、現在も行われています。



こちらも合わせてご覧ください。
【暮らしを彩る年中行事】夏越の祓

ページトップへ