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2015年07月02日

お中元のマナー お助けQ&A

7月はお中元の時期。日頃の感謝の気持を込めてお贈りするのですから、お中元のマナーを守って気持ちよく差し上げたいものです。
「マナーは苦手!」という方の「お助けQ&A」です。

 

Q. お中元とお歳暮、両方贈らないとダメですか?
A. お中元(上半期に対する感謝)とお歳暮(下半期に対する感謝)のどちらか一方しか贈らない場合には、1年間の感謝を込めてお歳暮を贈ったほうが良いでしょう。

 

Q. 先方が喪中なんですがお中元を贈ってもいいの?
A. お中元はお祝いごとではなく日頃の感謝を伝えるものなので、当方・先方のいずれかが喪中でも差支えはありません。ただし、四十九日が過ぎていない場合には、時期をずらして「暑中御見舞」「暑中御伺い」にしたり、紅白の水引きを控えたりすると良いでしょう。

 

Q. 配送を頼むとき、気をつけることは?
A. 最近は、お店から送ってもらうことのほうが多くなりましたが、お中元は本来は持参するもの。配送する場合も送りっぱなしではなく、品物に挨拶状を同封するか、品物が届く前に挨拶状を郵送しておきましょう。親しい間柄なら電話やメールでも構いません。また、生ものや賞味期限の短いものは、不在期間にあたらないか、事前に確認しておく気配りも必要です。

 

Q. 先方に持参するとき、気をつけることは?
A. 持参する場合には、訪問前に先方の都合を伺うのがマナーです。正式には風呂敷で包んで行きますが、紙袋の場合には必ずはずして渡しましょう。
※美しい風呂敷の扱い方はこちら → 品格を上げる風呂敷の使い方

 

Q. お中元をお渡しするタイミングは?
A. 贈答品は正式な挨拶が済んでから渡すもの。お部屋に入ってきちんとご挨拶してから渡しましょう。
★こんな時は...
・生鮮食料品やアイスのように早く冷蔵庫に入れたほうがいいものは、その旨ひとこと添えて、玄関で渡します。
・お部屋に入らず失礼する場合には、玄関で構いません。

 

Q. スマートな渡し方は?
A. 紙袋から取り出し、いったん正面を自分のほうに向けて置き(ここでお渡しする品物に粗相はないかチェック)、まず時計まわりに90度、さらに90度回して相手に正面を向けて差し出します。
★紙袋の始末
紙袋は、基本的には品物を取り出した直後にさっとたたんで持ち帰ります。親しい間柄なら処分をお願いしてもよいでしょう。
★こんな時は...
急いでいるときやビジネスの場では、紙袋のままお渡ししたほうが良い場合があります。そんな時は、紙袋の下と取っ手の付け根あたりに手を添えて、相手が受取りやすいようにさし出し、「紙袋のまま失礼いたします」と言って渡しましょう。

 

Q. 渡すときの言葉は?
A. お渡しする際の決まり文句として「つまらないものですが」と言いますが、最近は、それに代わる言葉として、「お口に合うかどうかわかりませんが」「お気に召すと嬉しいのですが」「心ばかりですが」「評判のお菓子と聞きましたので」などが定着しつつあります。
★どうしてせっかく選んだものを「つまらないもの」というの?
かの有名な新渡戸稲造著『武士道』では、本来「つまらないものですが」という言葉には、「自分なりに誠意をもって選んだ品ですが、立派なあなたの前ではつまらないものに思えます」という謙遜の意があると解説しています。

 つまり、「つまらないもの」を差し上げるのではなく相手の素晴らしさを表現している言葉なのですが、その真意を誤解している方も多く、つまらないものをくれるなんて失礼だと思われたり、そんなにへりくだる必要はないという意見が多くなりました。
相手の気持ちをおもんぱかり謙遜するのは、日本人の根っこのスタンス。昔も今も相手を思う気持ちが一緒なら、上記のような自分らしい言葉をそえて、相手に喜んでもらいたいという気持ちを素直に表現しても良いでしょう。そこから話題が広がって和やかな雰囲気になることも多いようです。もちろん、恩着せがましく薀蓄を述べたりしてはいけません。

 

Q. お中元を頂きました。どう受ければいいの?
A. きちんと両手で受取りお礼を言いますが、受取った品をどう扱うかで礼儀が問われます。
①受取った品を上座のほうに置き、敬意を表します。
②そのまま置きっぱなしにするとぞんざいな印象を与えるので、家人に渡すか自分で別室に移しましょう。
③さらに手早く開けて内容を確認し、内容に対して具体的にお礼を言いましょう。相手は選んだ品が本当に喜んでもらえるのか気がかりなはず。そんな気持ちに直接応えられ、さらに話も弾みます。
※お中元はお盆の供物に由来します。必ず仏壇にお供えしましょう。

 

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