秋祭り

収穫の感謝と、翌年の豊作を祈願する秋祭り。実りの秋は全国各地で秋祭りが行われます。郷土の伝統や歴史を再現したものや、農耕儀礼と結びついたものなど、夏のお祭りとは違った風情を感じさせてくれます。

有名な秋祭り

【遠野まつり】(岩手県)9月
「日本のふるさと遠野まつり」では、遠野の郷土芸能「しし踊り」「神楽」「南部ばやし」など10種類にもおよぶ郷土芸能が伝えられています。郷土芸能を披露しながら市街地を巡る「郷土芸能パレード」や約50団体が一堂に会す「郷土芸能共演会」などが行われ、町は華やかなお祭りムード一色となります。

遠野まつりイメージ

【長崎くんち】(長崎県)毎年10月7日・8日・9日
旧暦9月9日を祝ったことから始まった行事。
長崎市諏訪神社の長崎くんちは、長崎県最大の祭りで、龍を高々と上げて天下泰平を祈ります。寛永11年(1634年)、二人の遊女が諏訪神社神前に謡曲「小舞」を奉納したことが長崎くんちの始まりといわれ、長崎奉行の援助もあって年々盛んになりました。奉納踊には異国趣味のものが多く取り入れられ、江戸時代から豪華絢爛な祭礼として評判だったそうです。現在、長崎くんちの奉納踊は、国指定重要無形民俗文化財に指定されています。

長崎くんちイメージ

【灘のけんか祭り】(兵庫県)10月
「灘まつり」は、姫路市白浜町の松原八幡神社で行われる秋季例祭のこと。「灘のけんか祭り」と呼ばれ、御輿を担いで練り歩き、ぶつけあい、最後は池に投げ込む奇祭です。

灘のけんか祭りイメージ

【時代祭り】(京都府)10月22日
時代祭は、葵祭、祇園祭と並ぶ「京都三大祭」のひとつ。
平安神宮の創建と平安遷都1100年を奉祝する行事として、1895年に始まりました。第1回目は10月25日に行われ、翌年からは、794年長岡京から平安京に都を移された日を"京都の誕生日"として10月22日に行われています。京都が都であった時代を写しとった華麗な神輿行列は、それぞれの時代を京の伝統の技で細部まで再現しており、その豪華絢爛な行列はまさに"生きた時代絵巻"です。

時代祭りイメージ

この他、全国各地、そして身近なところでも様々な秋祭りやイベントが行われますので、ぜひ、出かけてみてくださいね。

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