日々の便り

2015年11月12日

七十二候「地始凍」。子どもの成長を感謝する「七五三」

11月13日から、七十二候では「地始凍(ちはじめてこおる)」になります。大地が凍り始める頃という意味で、霜が降りたり、霜柱が立ったり、水たまりに氷が張ったりし始めます。
子どもの頃は、わざわざ霜柱を踏みながら登校しました。あの、踏むとサクッとした感触がなんとも気持ちいいんですよね。今は舗装されてしまったのでなかなかお目にかかれません。

また、11月15日は七五三。3歳と5歳の男の子、3歳と7歳の女の子の成長に感謝し、神社に参拝して、人生の節目をお祝いする行事です。
七五三は、もともとは公家や武家で行われていた「髪置き」「袴着」「帯解き」という別々の儀式で、江戸時代後期に3つの儀式が1つになり、その後、今のような形になって広がっていきました。昔は「7歳までは神のうち」といわれるほど子どもの死亡率が高く、7歳までは魂の定まらない存在として大事に育て、節目の年に無事に成長できたことを祝って神様に感謝したのです。

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最近は、15日に限らずお参りやお祝いをする家が増えているようですが、今年は15日が日曜日ということもあり、家族そろってお祝いをされるご家庭も多いでしょう。楽しい思い出に残る一日になるといいですね。

また、11月15日は「かまぼこの日」だそうです。平安時代の書物に初めてかまぼこが登場したのが1115年。これにちなんで全国蒲鉾水産加工業協同組合連合会が11月15日を「かまぼこの日」としたそうです。千年以上前から祝い膳に取り入れられていたそうですから、七五三のお祝い料理にもかまぼこはぴったりですね。

【季節のめぐりと暦】七十二候
http://www.i-nekko.jp/meguritokoyomi/shichijyuunikou/
【暮らしの作法】七五三
http://www.i-nekko.jp/sahou/tsuukagirei/shichigosan/index.html
【暮らしの作法】子どもの通過儀礼
http://www.i-nekko.jp/sahou/tsuukagirei/child/

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