日々の便り

2015年08月22日

暑さがやわらぐ「処暑」。「地蔵盆」で夏の締めくくり。

8月23日は二十四節気のひとつ「処暑」です。暑さがやわらぐという意味で、日中は暑いものの、朝晩の涼しさに初秋の息遣いを感じる頃です。今年は猛暑続きの日本列島、本格的な秋の訪れが待ち遠しいですね。また、処暑の頃は台風が多く発生しやすい時期です。この時期の台風は「野分(のわき)」と呼ばれ、「枕草子」や「源氏物語」などにも記されています。

七十二候では「綿柎開(わたのはなしべひらく)」になります。
綿の木は7月頃から花が咲き始め、花の後は蒴果(さくか)と呼ばれる実をつけます。その実がはじけて、綿を包むガクが開き始める頃という意味で、「柎」とは花のガクのことです。綿の実がはじけると白い綿毛が顔をのぞかせ、その綿毛に守られた種が跳び出します。ふわふわしたとした白い綿毛を紡いで、木綿糸や布が作られます。

pixta_12402524_S綿の花.jpg

さて、夏休みもそろそろ終わりですが、地蔵菩薩の縁日である8月24日を中心に、子どもたちが主役の祭り「地蔵盆」が行われます。お地蔵様は子どもたちを地獄の鬼から救う守り神。そのお地蔵様を子どもたちが供養する祭りです。特に、関西地方で盛んに行われており、町内ごとに行われる地蔵盆は、子どもたちにとっては夏休み最後の楽しいひと時です。
詳しくはこちらをご覧ください。

【季節の行事】地蔵盆 
https://www.i-nekko.jp/matsuri_asobi/matsuri_natsu/2018-080110.html
【季節のめぐりと暦】二十四節気
https://www.i-nekko.jp/meguritokoyomi/nijyushisekki/
【季節のめぐりと暦】七十二候
https://www.i-nekko.jp/meguritokoyomi/shichijyuunikou/

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