日々の便り

2016年01月29日

七十二候の最終候「鶏始乳」。からだを温める飲み物「たまご酒」。

1月30日から七十二候の「鶏始乳(にわとりはじめてとやにつく)」になります。春の到来を感じた鶏が鳥屋に入って卵を産み始める頃という意味です。本来、鶏の産卵期は春から夏にかけて。冬は産卵をしなかったのです。

鶏は、夜明けになると鳴いて朝を知らせます。天岩戸の神話では、岩屋に隠れてしまった天照大神をなんとか外に出そうと様々なことが試されますが、その中のひとつが「長鳴き鳥を鳴かせてみる」ということでした。この長鳴き鳥というのは鶏のこと。ただ、神話では天照大神を岩屋から出すことはできなかったようです。

「鶏始乳」は七十二候の最後の候。次は、第一候の立春!いよいよ春ですね。
とはいうものの、寒さはまだまだ続くので風邪に注意しましょう。予防にはうがい、手洗いはもちろんですが、からだを芯から温めてゆっくり休むのも大切です。そんな時におすすめなのは、昔ながらの「たまご酒」。

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卵は良質のたんぱく質が豊富です。また、卵白に含まれる「リゾチーム」という酵素は風邪薬にも使われている成分で、殺菌効果と免疫力を高める働きがあるそうです。卵は半熟が最も消化の良い状態ですから、お酒に溶かして飲むたまご酒は、効率良く栄養成分を摂取でき、日本酒の効果でさらにぽかぽか。
たまご酒のおいしい作り方をご紹介していますので、ぜひお試しください。

【季節のめぐりと暦】七十二
http://i-nekko.jp/meguritokoyomi/shichijyuunikou/
【食の歳時記・旬の味】たまご酒
https://www.i-nekko.jp/mikaku/mikaku_fuyu/2019-010810.html

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