日々の便り

2017年01月31日

北国の冬の楽しみ、雪と氷の祭典「さっぽろ雪まつり」

2月の和風月名は「如月(きさらぎ)」。中国での2月の異称「如月」を、日本で「きさらぎ」と読むようになったといいます。「きさらぎ」の由来は、寒さで衣を更に重ねて着ることから、「衣更着(きさらぎ)」というようになったという説が有力ですが、その他にもいろいろな説があります。
気候が陽気になるので「気更来(きさらぎ)」「息更来(きさらぎ)」とする説。
草木が生えはじめるから「生更木(きさらぎ)」とする説。
草木の芽が張り出すことから「草木張り月(くさきはりづき)」が転じたという説など・・・。
どの説をみても、寒さの中にも春の訪れを感じる繊細さが感じられますね。もうすぐ、立春。2月は春の芽吹きを感じ始める月です。

でも、「春近し」と感じるのは関東以西の太平洋側の地域が中心でしょう。北海道や東北、日本海側の地域では、まだまだ雪深く、寒い日も続いています。そんな寒さや大雪も冬の楽しみに変えてしまう、さまざまな祭りが北国にはあります。その中のひとつが「さっぽろ雪まつり」。2月1日~12日は札幌市のつどーむ会場で、6日~12日は大通公園会場とすすきの会場で行われます。

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メイン会場となる大通公園には大小取り混ぜた様々な雪像が立ち並びます。この祭りは、1950年(昭和25年)に地元の学生が大通公園に展示した6体の雪像が始まりですが、昨年は、天候に恵まれたことや海外からの観光客が増え、260万人を超える来場者があったそうです。特設スケートリンクができたり、スノーボードのショーなどのイベントが行われたり、夜は雪像が鮮やかにライトアップされたりと盛りだくさんです。68回目となる今年もたくさんの来場者でにぎわうことでしょう。

【季節のめぐりと暦】和風月名
https://www.i-nekko.jp/meguritokoyomi/zassetsu/wafuugetumei/

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