日々の便り

2017年08月17日

七十二候「蒙霧升降」。暑さを忘れる涼やかな「金魚」

8月18日から七十二候の「蒙霧升降(ふかききりまとう)」になります。深い霧がまとわりつくように立ち込める頃。まだ残暑は厳しいものの、早朝は空気が冷え、山間部や水辺では、あたり一面が白い霧に包まれて幻想的な風景を作り出すことがあります。
また、霧とよく似た現象で「靄(もや)」があります。霧も靄も、大気中に無数の微小な水滴が浮遊し、遠方がよく見えなくなる現象ですが、霧は1kmより手前がはっきり見えない状態、靄は10kmより手前がはっきり見えない状態をさすそうです。なお、平安時代頃から秋の「霧」に対して、春は「霞(かすみ)」といわれます。

pixta_2778109_S.jpg

さて、雨続きのお盆も過ぎ、ふたたび暑さが戻るようです。暑さを忘れるには、水中をひらひらと泳ぐ金魚を眺めてみては?金魚は最も身近な観賞魚。中国から伝わった当初は特権階級や富裕層だけの楽しみでしたが、江戸時代後期には、夏の風物詩として庶民の間でも金魚が大ブームになりました。「きんぎょ~え~きんぎょ~」と金魚の振売りがやって来て、人々は思い思いの金魚を金魚玉(球形のガラスの金魚鉢)などに入れて楽しんだそうです。

都内では、8月31日まですみだ水族館で「東京金魚ワンダーランド」が開催されており、1000匹以上の様々な金魚が鑑賞できるそうです。また、金魚をテーマにした「アートアクアリウム」が東京日本橋で9月24日まで開催されています。その後10月25日からは、京都・本離宮二条城でも開催予定です。かわいい金魚を眺めながら、ひととき暑さを忘れて和んでみませんか。

【季節のめぐりと暦】七十二候
http://i-nekko.jp/meguritokoyomi/shichijyuunikou/
【暮らしの中の歳時記】金魚
http://www.i-nekko.jp/kurashi/2017-081610.html

ページトップへ