日々の便り

2017年09月22日

二十四節気「秋分」は秋の彼岸。深まる秋を楽しもう

9月23日は二十四節気の「秋分」。昼夜の長さがほぼ同じになる日で、この日を境に日が短くなり、秋の夜長に向かいます。読書の秋や芸術の秋、音楽の秋など、趣味に没頭するのに良いシーズンですね。
秋分の日は、雑節の「彼岸」の中日でもあり「祖先を敬い、亡くなった人をしのぶ日」として国民の祝日になっています。「暑さ寒さも彼岸まで」といわれるように、暑さがぶり返すことも減り、過ごしやすくなってくる頃です。

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また、七十二候では「雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)」になります。雷が鳴らなくなる頃という意味で、3月末の「雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)」に始まり夏の間、鳴り響いた雷も鳴りをひそめます。

さて、小さい秋を見つける気分で、秋にちなんだ文字を拾ってみました。草かんむりに秋と書いて「萩(はぎ)」。秋の七草のひとつです。金へんに秋と書いて「鍬(くわ)」。収穫時にも使う農具のひとつ。魚へんに秋と書いて「鰍(かじか)」。谷川の清流に棲む小魚で、秋には脂がのって大変おいしい魚です。そして、「秋」の下に「心」と書いて「愁(しゅう)」。悲しみや寂しさなどを表し、秋などの情緒的なもの悲しさを表します。食欲の秋でもありますが、なんとなく寂しい気分になるのも秋ですね。

【季節のめぐりと暦】二十四節気
http://i-nekko.jp/meguritokoyomi/nijyushisekki/
【季節のめぐりと暦】七十二候
http://i-nekko.jp/meguritokoyomi/shichijyuunikou/
【季節のめぐりと暦】雑節/彼岸
https://www.i-nekko.jp/meguritokoyomi/zassetsu/higan/
【暮らしの作法】お墓参りの作法
https://www.i-nekko.jp/saho/omairi/saho/
【食の歳時記・旬の味】おはぎ・ぼたもち
https://www.i-nekko.jp/mikaku/mikaku_aki/2018-052711.html

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