日々の便り

2017年09月27日

七十二候「蟄虫坏戸」。秋桜(コスモス)は秋の風物詩

9月28日から七十二候の「蟄虫坏戸(むしかくれてとをふさぐ)」です。虫たちが土にもぐり、入口の戸をふさぐ頃という意味で、冬ごもりの支度をする時期です。戸をふさいで隠れてしまった虫たちは、来年の春、啓蟄(けいちつ)の頃までお休みとなります。

秋が深まりゆくなか、コスモスの花が色とりどりに咲いています。秋に咲き、桜の花に似ていることから、和名は「秋桜(あきざくら)」と書きます。大ヒットした歌謡曲のタイトルから「秋桜」と書いてコスモスと読むようになったとか。

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原産地はメキシコの高原地帯で明治初期に持ちこまれた外来種ですが、秋の季語になるほど広く親しまれています。最近は、早生の種類も多く6月頃から咲いている品種もありますが、一番ポピュラーな品種の開花のピークは9月から10月頃です。
細い茎がゆらゆらとして一見弱そうに見えますが、実はとても生命力が強い花で、日本各地に群生地があり、名所といわれるところもたくさんあります。

1年前のちょうど今頃、国営昭和記念公園(東京都立川市)に、コスモスを見に出かけましたが、キバナコスモスが満開で、秋風が吹くと黄色い波のように揺れてとてもきれいでした。2017年は9月16日から10月29日までコスモスまつりが開催され、期間中は様々なイベントが行われます。11月5日はコスモス摘み取り体験もあるそうです。
秋の行楽のひとつとして、コスモス畑に出かけてみてはいかがでしょうか?

【季節のめぐりと暦】七十二候
http://i-nekko.jp/meguritokoyomi/shichijyuunikou/
【暮らしの中の歳時記】秋桜(コスモス)
https://www.i-nekko.jp/matsuri_asobi/matsuri_aki/2018-092610.html

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