日々の便り

2018年05月10日

七十二候「蚯蚓出」。ほととぎすが鳴いて知らせる夏の訪れ

5月11日から七十二候では「蚯蚓出(みみずいずる)」。冬眠していたみみずが地上に出てくる頃という意味です。みみずは、動き始めるのが少し遅めのようです。
畑や花壇の土を掘るとみみずに出くわすことがあり、一瞬「うわっ!」となってしまいますが、みみずは土作りの大切な役割を担っています。

さて、ほととぎすが南方から渡ってくる頃です。ほととぎすは夏の到来を告げる夏鳥で、「目には青葉山ほととぎす初鰹」でもおなじみ、初夏の風物詩ともいえます。ほととぎすの鳴き声が聞こえたら田植えをする時期だといわれ、農作業の目安を教える鳥として、古くから人々に親しまれていました。

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「キョッキョキョキョ」と鳴くほととぎすの鳴き声は、「トッキョキョカキョク(特許許可局)」などと表現されますが、その他にもたくさんの表現があり、鳴き声に関する様々なほととぎす伝説が残っています。昼夜関係なく激しく、切なく鳴く鳴き声は、万葉の昔から人々の心をとらえ、たくさんの和歌や俳句、物語にも登場しています。
そんな「ほととぎす」とはどんな鳥なのでしょうか。

【暮らしの中の歳時記】ほととぎす
https://www.i-nekko.jp/kurashi/2018-051010.html
【季節のめぐりと暦】七十二候
http://i-nekko.jp/meguritokoyomi/shichijyuunikou/

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