日々の便り

2019年02月28日

草木が芽吹き始める頃、菜の花で食卓にも春を

3月の和風月名は「弥生(やよい)」。暖かな陽気になり草木がいよいよ茂るという意味の「弥生(いやおい)」がつまって「弥生(やよい)」になったとか。「弥(いや)」は「いよいよ」「ますます」などの意味で、「生(おい)」は、「生い茂る」というように草木が芽吹くことを表しています。さらに、旧暦の3月は桜が咲くころなので「花見月(はなみづき)」、「桜月(さくらづき)」、「花月(かげつ)」などの別称もあり、どれも春らしくてステキな名前ばかりですね。

七十二候でも、草木が芽吹き始める頃という意味の「草木萌動(そうもくめばえいずる)」になります。葉が落ちた後にできた冬芽は、じっとこの時を待っていたのでしょうね。

さて、もうすぐひな祭り。本来は「上巳(じょうし)の節供」、「桃の節供」といいます。ひな人形を飾り、女の子の健やかな成長を願う行事として親しまれています。
「桃の節供」といわれるのは、旧暦の3月3日が新暦の4月半ばにあたり、ちょうど桃の花が開花する頃で、古来、桃の木が邪気を祓う神聖な木と考えられていたからです。

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桃の花とともに、この時期、春を感じさせてくれる花のひとつに「菜の花」があります。
温暖な地域では2月頃から開花し、春の訪れを感じさせてくれます。一面黄色に染まる菜の花畑や、桃や桜とのコラボレーションなどで私たちの目を楽しませてくれます。
また、見るだけでなく、食べてもほろ苦い春の味を楽しめる菜の花。辛子和えやごま和えなどは定番ですね。スーパーなどで手軽に買えるのでぜひ召し上がってくださいね。
菜の花の種類や選び方、簡単なレシピをご紹介します。
⇒【食の歳時記・旬の味】菜の花
https://www.i-nekko.jp/mikaku/mikaku_haru/2018-052512.html

【季節のめぐりと暦】和風月名
https://www.i-nekko.jp/meguritokoyomi/zassetsu/wafuugetumei/
【季節のめぐりと暦】七十二候
https://www.i-nekko.jp/meguritokoyomi/shichijyuunikou/
【暮らしを彩る年中行事】五節供とは/上巳:桃の節供
https://www.i-nekko.jp/nenchugyoji/gosekku/jyoushi/
【食の歳時記・旬の味】菜の花
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