日々の便り

2019年10月28日

七十二候「霎時施」。人気を呼ぶ「ハロウィン」の本当の意味

10月28日からは七十二候の「霎時施(こさめときどきふる)」。しとしとと降り続くのではなく、時折、冷たい小雨がぱらぱらと降る頃です。古くは「霎」をしぐれと読んでいたとか。ひと雨ごとに気温が下がり、冬の足音が近づいてきます。

さて、ハロウィン(10月31日)がもうすぐです。日本ではお祭り騒ぎばかりが目立ちますが、本来は、古代ケルトを起源とする、秋の収穫を祝い、悪霊を追い出す行事です。由来の中には、日本の大晦日の行事や、節分の行事、お盆の行事にも似ているところがあります。
ハロウィン(Halloween)の語源は、キリスト教の「万聖節」(11月1日)の前夜祭を意味する「All Hallow Eve」が訛ったものだといわれています。

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現代のキリスト教会では、ハロウィンの習俗をどう解釈するか賛否、諸説ありますが、アメリカでは本来の祝祭の意味合いをよそに民間行事として定着しています。おばけや悪魔の仮装をした子ども達が「Trick or Treat!」(お菓子をくれなきゃいたずらするぞ!)といって家々を回り、家の人は「Happy Halloween!」といってお菓子を渡します。本来は、お菓子によって霊を鎮める、悪霊を追い払う、神様がお菓子を食べてくれるなどの意味があるそうです。かぼちゃをくり抜いたジャック・オー・ランタン(Jack-o'-lantern)は、かわいらしい飾りとして人気がありますが、本来は亡くなった人の霊を迎え、悪霊を遠ざけるために玄関や窓辺に灯すものです。

すでに日本で定着したクリスマスのように、ハロウィンも浸透しつつありますが、最近は仮装パーティーとして大騒ぎする人が増えており、色々な問題も。渋谷の繁華街はすでに警戒態勢だそうです。

【季節のめぐりと暦】七十二候
http://www.i-nekko.jp/meguritokoyomi/shichijyuunikou/

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