日々の便り

2020年08月27日

暑さがおさまり始める「天地始粛」。台風にも注意「二百十日」

8月28日から七十二候の「天地始粛(てんちはじめてさむし)」になります。天地の暑さがようやくおさまり始める頃。「粛」は縮む、しずまるという意味です。連日35℃以上という酷暑はようやくおさまってきた様子ですね。今までが暑すぎて、30℃くらいなら少し涼しくなったと感じてしまうほどですが、引き続き、熱中症には気をつけましょう。

さて、8月31日は雑節の「二百十日(にひゃくとおか)」にあたります。昔から立春から数えて210日目を「二百十日」といい、台風などの悪天候を警戒してきました。この時期はいよいよ稲が実り、穂を垂らす頃。秋の収穫を目前にしての台風の襲来は一大事です。油断のならないこの日を、過去の経験から厄日として戒めるようになりました。
また、「二百二十日(にひゃくはつか)」(2020年は9月10日)も同様の雑節で、「二百十日」、「二百二十日」、旧暦8月1日の「八朔(はっさく)」(2020年は9月17日)、は農家の三大厄日といわれます。

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収穫を間近に控えた大切な農作物が風水害などにあわないよう、各地で風を鎮めるための祈りを込めた祭りが行われます。なかでも、9月1日から3日まで行われる富山県富山市八尾町の「おわら風の盆」は、300年の伝統をもつといわれる代表的な風鎮めの祭りです。哀愁をおびた胡弓の音色が響いて、「越中おわら節」にのせて編み笠をかぶった男女が踊り歩く姿は幻想的。独特の風情が人気を呼び、小説や歌にも数多く登場しています。
しかし残念ながら2020年は新型コロナ感染予防のため開催自粛となりました。来年は、再開されることを願っています。

【季節のめぐりと暦】七十二候
https://www.i-nekko.jp/meguritokoyomi/shichijyuunikou/
【季節のめぐりと暦】二百十日と二百二十日
https://www.i-nekko.jp/meguritokoyomi/zassetsu/nihyakunichi/
【季節の行事】おわら風の盆
https://www.i-nekko.jp/gyoji/2018-083010.html

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