日々の便り

2021年01月19日

寒さ厳しい「大寒」。雪の下から「蕗の薹」が顔を出す頃

1月20日は大寒。冷え込みも厳しく、最も寒い頃です。
大寒は二十四節気の最後の節気で、ここを乗り切れば春ももうすぐです。

pixta_4634348_S雪の中のふきのとう.jpg

昔は1月20日を「二十日正月」といい、正月の祝い納めをする日で、鏡開きも20日に行っていました。徳川三代将軍・徳川家光が慶安4年4月20日に亡くなったため、月命日の20日を避けて11日に鏡開きをするようになったといわれています。関西地方では、正月用の鰤の骨や頭など、残った部分を酒粕や大豆、野菜などと煮て食べることから「骨正月」ともいわれていました。そのほかの地域でも、正月料理や餅を食べつくす風習が残っています。

また、「寒稽古」や「寒中水泳」が行われるのも今頃で、寒さに耐え、精神を鍛えるという日本人ならではの精神修養です。
寒さが骨身にしみる中、この寒気を利用して、凍り豆腐や寒天、酒、味噌、醤油などの仕込みも行われます。一年で最も気温が低く雑菌が繁殖しにくいこの時期の水は「寒の水」と呼ばれ、酒や醤油の「寒仕込み」に使われてきました。暮らしの知恵ですね。

最近は家庭で手作りみそを楽しむ方も増えているようですが、仕込むなら今が仕込みどきです。フードプロセッサーなど便利な調理家電を使えば、みそ作りは意外と簡単。自分で作ったみそは市販のものとは一味違っておいしく感じ、文字通り「手前みそですが・・・」とみそ自慢をしたくなることうけあいです。ステイホーム中に挑戦してみてはいかがでしょうか。
【食の歳時記・旬の味】手作りみそ
http://www.i-nekko.jp/shoku/2019-011610.html

七十二候では「款冬華(ふきのはなさく)」になります。雪の下から蕗の薹(ふきのとう)が顔を出す頃です。香りが強くほろ苦い蕗の薹は、早春の味。日本原産の野菜で、天ぷらにしたり、刻んでみそと和えて蕗みそにしたりするとおいしいですね。ほろ苦さが春の訪れを感じさせてくれます。

【季節のめぐりと暦】二十四節気
http://www.i-nekko.jp/meguritokoyomi/nijyushisekki/
【季節のめぐりと暦】七十二候
http://www.i-nekko.jp/meguritokoyomi/shichijyuunikou/
【旬の味覚と行事食】蕗の薹
http://www.i-nekko.jp/shoku/2018-052513.html
【旬の味覚と行事食】手作りみそ
http://www.i-nekko.jp/shoku/2019-011610.html
【旬の味覚と行事食】みその基礎知識
http://www.i-nekko.jp/mikaku/2020-032312.html

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