日々の便り

2021年02月27日

草木が芽吹き始める頃。辛みを楽しむ花山葵・葉山葵

2月28日からは、草木が芽吹き始める頃という意味の七十二候「草木萌動(そうもくめばえいずる)」になります。葉が落ちた後にできた冬芽は、じっとこの時を待っていたのでしょうね。

さて、お刺身などの和食には欠かせない「山葵(わさび)」。鼻に抜けるツンとした辛みが特徴ですね。通常私たちが山葵と呼んでいるのはその根茎部ですが、その花や葉の部分も食用になります。

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山葵も春には花を咲かせます。冷たく澄んだ渓流に生育する山葵の花は白い4枚の花びらが特徴的な可憐な花ですが、食用には花が咲く前のつぼみの状態の「花山葵」が用いられます。花山葵の旬は2月~3月。山葵特有の辛味や苦みがあり、シャキシャキとした歯ごたえが特徴です。
また、山葵は根茎から次々と若い葉をつけながら成長していきます。その若い葉も山葵特有の風味があり葉山葵と呼ばれます。これも地物は3月頃からが旬です。

ただし、花山葵・葉山葵は、そのまま食べても辛みがあまり感じられません。爽やかな辛みを堪能するためには、山葵を怒らせないといけません。「山葵が怒る」ってどういうことでしょうか。詳しくはこちらをご覧ください。調理の下ごしらえのポイントもご紹介しています。
【旬の味覚と行事食】花山葵・葉山葵(はなわさび・はわさび)
https://www.i-nekko.jp/mikaku/2021-022608.html

【季節のめぐりと暦】七十二候
https://www.i-nekko.jp/meguritokoyomi/shichijyuunikou/
【暮らしを彩る年中行事】五節供とは/上巳:桃の節供
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