日々の便り

2018年01月31日

厳寒の如月。北国の冬の楽しみは祭りにあり!

2月の和風月名は「如月(きさらぎ)」。中国での2月の異称「如月」を、日本で「きさらぎ」と読むようになったといいます。「きさらぎ」の由来は、寒さで衣を更に重ねて着ることから、「衣更着(きさらぎ)」というようになったという説が有力ですが、その他にもいろいろな説があります。気候が陽気になるので「気更来(きさらぎ)」「息更来(きさらぎ)」、草木が生えはじめるから「生更木(きさらぎ)」など様々ですが、どの説をみても、寒さの中にも春の訪れを感じる繊細さが感じられますね。もうすぐ、立春。2月は春の芽吹きを感じ始める月です。

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とはいっても、北海道や東北、日本海側の地域では、まだまだ雪深く、寒い日も続いています。そんな寒さや大雪も冬の楽しみに変えてしまう、さまざまな祭りが北国にはあります。「さっぽろ雪まつり」は、つどーむ会場が2月1日から、大雪像が見事な大通公園会場は5日から開催。昨年は両会場合わせて264万3千人も来場したそうです。

また、2月10日~12日の3連休には、「旭川冬まつり」(2月7日~12日)、「もんべつ流氷祭り」(2月9日~12日)、「あばしり流氷祭り」(2月10日~12日)と北海道の名物祭りが目白押しです。雪像や氷像の展示やコンテストを始め、雪や氷を使ったアクティビティや地元の味を楽しめるマルシェなど、熱気あふれるイベントとなっています。
変わったところでは2月2日開催の「北見厳寒の焼き肉祭り」。マイナス10℃という厳寒の夜空の下、七輪を囲んで焼き肉を楽しむ市民で盛り上がるそうで、寒さをものともせずに、冬を楽しむ心意気を感じますね。

【季節おめぐりと暦】和風月名
http://i-nekko.jp/meguritokoyomi/zassetsu/wafuugetumei/

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