日々の便り

2019年09月02日

七十二候「禾乃登」。秋桜(コスモス)は秋の風物詩

9月3日から七十二候では「禾乃登(こくものすなわちみのる)」になります。いよいよ稲が実り、穂を垂らす頃。「禾」は稲穂が実ったところを表した象形文字です。収穫の時期ももうすぐです。
子どもたちが体験学習として、田植えや稲刈りなどをすることがありますが、個人で参加できる農場や施設も増えているようです。私は、田植えの体験はありますが、稲刈りはしたことがありません。田植えもいいですが、稲刈りの方が収穫の喜びをより感じられるのではないかと思います。やってみると大変だと思いますが、私たちの食を支えてくれるお米のありがたみを感じる良い機会になりそうです。

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さて、コスモスの花が咲く頃となりました。秋に咲き、桜の花に似ていることから、和名は「秋桜(あきざくら)」。大ヒットした歌謡曲のタイトルから「秋桜」と書いてコスモスと読むようになったとか。

原産地はメキシコの高原地帯で明治初期に持ちこまれた外来種ですが、秋の季語になるほど広く親しまれています。最近は、早生の種類も多く6月頃から咲いている品種もありますが、一番ポピュラーな品種の開花のピークは9月から10月頃です。
細い茎がゆらゆらとして一見弱そうに見えますが、実はとても生命力が強い花で、日本各地に群生地があり、名所といわれるところもたくさんあります。
秋の行楽のひとつとして、コスモス畑に出かけてみてはいかがでしょうか?

【季節のめぐりと暦】七十二候
https://www.i-nekko.jp/meguritokoyomi/shichijyuunikou/
【暮らしの中の歳時記】秋桜(コスモス)
https://www.i-nekko.jp/kurashi/2018-092610.html

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