日々の便り

2019年09月17日

収穫を祝う「社日」。ツバメ去って、カツオが戻る秋

9月18日からは七十二候の「玄鳥去(つばめさる)」になります。ツバメが子育てを終え、南へ帰っていく頃。ツバメは民家の軒先などに巣を作るので、親鳥がせっせとヒナにエサを運ぶ姿もよく見られます。ツバメは田畑の害虫を食べてくれる益鳥として昔から親しまれてきましたが、最近は耕作地の減少や、巣作りに適した家屋の減少などで数が減っているそうです。来春も元気な姿がたくさん見られると良いですね。

また、春分と秋分に最も近い戊(つちのえ)の日は、雑節のひとつ「社日」です。9月18日は、秋分の日に近い秋の社日、「秋社」ともいいます。秋社では初穂を供えて収穫に感謝する習わしがありますが、各地で行われる行事の形はその土地の神様によってさまざまです。
社日は「土の神」をまつるので、この日は農作業など、土をいじることを忌む風習が各地に見られます。また、土地の守護神というよりも農耕の神様と捉える地域もあり、信州の「お社日様」は春は神迎え、秋は神送りとして餅をついて祝ったといいます。

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さて9月は「戻り鰹」がおいしい時期です。戻り鰹は、脂がたっぷりとのっているため「トロ鰹」とも呼ばれています。初鰹と戻り鰹の違い、おいしい食べ方などご紹介します。

【季節のめぐりと暦】七十二候
https://www.i-nekko.jp/meguritokoyomi/shichijyuunikou/
【季節のめぐりと暦】社日
https://www.i-nekko.jp/meguritokoyomi/zassetsu/shajitsu/
【旬の味覚と行事食】戻り鰹
https://www.i-nekko.jp/sep/2019-091810.html
【四季と行事食】春/初鰹
https://www.i-nekko.jp/mikaku/mikaku_haru/hatsugatsuo/

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