日々の便り

2020年09月11日

七十二候「鶺鴒鳴」。いろいろな梨を楽しもう

9月12日は、七十二候の「鶺鴒鳴(せきれいなく)」。セキレイが鳴き始める頃という意味で、セキレイとは、スズメ目セキレイ科の鳥の総称です。長い尾をしきりに上下に振るのが特徴で、尾で地面を叩いているように見えるので「石叩き」「庭叩き」とも呼ばれます。
セキレイは日本神話にも登場し、イザナギノミコトとイザナミノミコトに、尾を振る様子で男女の交わり方を教えたということから「恋教え鳥」ともいわれています。

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さて、夏から秋にかけて出回る「梨」。みずみずしい甘さとシャキシャキとした食感が特徴的ですね。梨は中国が原産で、日本では弥生時代には食べられていたといわれています。
また、梨は「無し」に通じるので縁起が良くないという考えから、反対の「有り」に言い換えて「有りの実」とも呼ばれています。
梨の種類は多く、味わいのバリエーションも豊富。それぞれの旬の時期も少しずつずれているので、旬の長い果物でもあります。いろいろな梨を楽しんでみてくださいね。

【季節のめぐりと暦】七十二候
https://www.i-nekko.jp/meguritokoyomi/shichijyuunikou/
【旬の味覚と行事食】梨
https://www.i-nekko.jp/mikaku/mikaku_aki/2020-090908.html

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