日々の便り

2021年03月04日

二十四節気「啓蟄」。ほろ苦い山菜でからだも目覚める

3月5日は二十四節気の「啓蟄(けいちつ)」。七十二候でも「蟄虫啓戸(すごもりのむしとをひらく)」に入ります。大地が温かくなり、冬ごもりから目覚めた虫が穴を開いて顔を出す頃。「啓」はひらく、「蟄」は土の中にとじこもっていた虫(蛙や蛇)という意味です。ひと雨ごとに暖かくなり、日差しも春めいてきて、さまざまな生き物が再び活動し始めます。

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土の中から顔を出すのは虫ばかりではありません。つくしが顔を出し、ゼンマイなどの山菜も採れ始める頃。野山で山菜採りができる季節がやってきます。
春の山菜には独特の苦味がありますが、実は、この苦味やえぐみが、からだにとても良いのです。山菜を食べると、天然の苦味や辛味が冬の間に縮こまっていたからだに刺激を与えて、からだを目覚めさせ、活動的にしてくれるといいます。「春の料理には苦味を盛れ」ということわざもあるそうです。

最近は、スーパーなどでさまざまな山菜が手に入るようになりました。我が家でも山菜が大好き。毎年ふきみそを作り置きするので、先日ふきのとうを沢山買いました。ほろ苦い味がなんともいえず、ごはんやお酒がすすんでしまいます。
この時季だけの旬の味覚、山菜をおいしく食べるコツをご紹介していますので、ご活用ください。

【季節のめぐりと暦】二十四節気
https://www.i-nekko.jp/meguritokoyomi/nijyushisekki/
【旬の味覚と行事食】山菜
https://www.i-nekko.jp/mikaku/mikaku_haru/sansai/

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