日々の便り

2021年07月28日

七十二候「土潤溽暑」。土用の丑の日にはスタミナ回復!

七十二候では、7月27日から「土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし)」になります。土がじっとりとして蒸し暑くなる頃。蒸し暑いことを「溽暑(じょくしょ)」といいます。まさに今の暑さを表していますね。

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7月28日は「土用の丑の日」です。連日続く猛暑に夏バテ気味という方は、しっかり栄養を摂ってからだを休めてみてはいかがでしょうか。
この日は昔から、梅干し・うどん・うりなど「う」のつくものを食べて夏バテ防止をする「食い養生」の風習があり、「う」のつく「鰻」は、まさに疲労回復効果抜群の食べものとされていました。しかし、近年は高値となってしまい、なかなか手が出せないのも事実。
そこで、鰻に限らずおすすめの「食い養生」があります。
長年親しまれてきた「う」のつくものでは、クエン酸豊富な酸っぱい「梅干し」。旬の西瓜(すいか)や苦瓜、冬瓜などの「瓜」。さっぱりとして、のどごしの良い「うどん」など。
その他にも、あんころもちの「土用餅」や「土用しじみ」のしじみ汁、栄養価が高いとされる「土用卵」なども昔から良いとされてきた食べ物です。

土用の丑の日には薬草を入れた「丑湯」に入る習慣があります。江戸時代には桃の葉を入れた桃湯を丑湯としていたそうです。蒸し暑い日には、ついシャワーだけで済ませがちですが、お気に入りの入浴剤を入れてゆっくり湯船につかって疲れをとるのもおすすめです。


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