日々の便り

2026年03月15日

七十二候「菜虫化蝶」。古くから伝わる蝶の縁起とは?

3月15日から七十二候では「菜虫化蝶(なむしちょうとなる)」になります。「菜虫」とは大根やカブ、アブラナなどの葉を食べる青虫のことで、その青虫がモンシロチョウになる頃という意味です。青虫は畑を荒らす害虫とされますが、さなぎとなって冬を越し、春になるとかわいらしい蝶へと生まれ変わります。今度は花から花へひらひらと飛び回り、花粉を運んでくれるようになるのですから、何とも不思議な気がします。

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「蝶」は、世界中に広く分布し、その種類は知られているものだけで約17,600種といわれています。日本では約260種が知られており、日本で最初に発見された「オオムラサキ」は日本の国蝶とされています。ご紹介している写真がオオムラサキです。

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蝶は、幼虫からサナギを経て成虫となるその劇的な変化によって、輪廻転生や復活、長寿などの象徴とされてきました。ギリシャ神話や中国の故事、仏教やキリスト教の教えの中にも登場しています。洋の東西を問わず、人々が蝶をどんな存在ととらえていたのか、詳しくはこちらをご覧ください。
【暮らしのまつり・遊び】春/蝶の縁起

また、3月16日は「十六団子」の日。昔、春の農作業がはじまる頃、田の神様が山から里へ下りてきて農作業を見守り、秋に収穫が終わると山に帰っていくという信仰がありました。そのため田の神様が来る3月と、帰っていく10月または11月の16日に、16個の団子を作ってお供えをするという風習があります。今でも東北地方の一部ではこの風習が続いています。

【季節のめぐりと暦】七十二候
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