日々の便り

2026年03月17日

「春の彼岸」がもうすぐ。お供えに「ぼたもち」の理由

彼岸は春と秋、年に2回あり、春の彼岸は「春分の日」を中日として、前後の3日を合わせた7日間です。今年の「春分の日」は3月20日なので、彼岸入りは3月17日、彼岸明けは3月23日となります。秋の彼岸は、同様に「秋分の日」を中日として考えます。

さて、彼岸とはどういう日なのでしょうか。
仏教ではあの世のことを「彼岸」といい、西にあるとされています。そして、私達のいるこの世は東にあるとされ、太陽が真東から昇って真西に沈む春分の日と秋分の日は、あの世とこの世が最も通じやすい日と考えられ、先祖供養をするようになりました。
彼岸はインドなど他の仏教国にはない日本独自のものです。起源には諸説ありますが、「彼岸」は「日願」でもあるため、日本古来の太陽信仰や祖霊信仰が結びついたという説があります。

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彼岸の入りには、家に仏壇があれば掃除をして清めましょう。お彼岸のお供えものの定番といえば「おはぎ」や「ぼたもち」。同じような和菓子ですが、季節によって呼び名や作り方が変わります。
春は、春に咲く牡丹の花にちなみ「牡丹餅(ぼたもち)」。牡丹の花のように大き目で丸い形に作ります。秋に収穫され冬越しした小豆は皮が固いので、粒あんではなく、こしあんにして使います。
秋は、萩の花にちなんで「御萩(おはぎ)」といい、萩に似せて小ぶりの俵型に作ります。あんは、取れたての小豆が使えるので、皮ごと使った粒あんです。今ではこうした違いにはこだわらないものが多くなりましたが、本来は春と秋で区別していたのです。

「暑さ寒さも彼岸まで」といわれるように、この頃は気候も良くなり、お墓参りに出かけるには良い季節です。お墓参りで家族の元気な姿を見せるのも先祖供養のひとつですね。

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