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食の歳時記・旬の味

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2016年02月01日

節分の行事食

立春の前日は「節分」。旧暦では大晦日にも相当する大切な日で、豆まきなど様々な邪気払い行事が行われました。節分の食べ物にも邪気払いや、福を呼ぶ願いを込めたものがいろいろあります。おいしいものばかりですので、ぜひ、味わって良い年にしましょう。

■恵方巻

近年、節分の食べものとして人気なのが「恵方巻」。恵方巻は、節分に食べる太巻きずしで、関西から始まり、近年、全国に広まった風習です。豆まきのあと恵方巻を食べるという家も増えていますが、恵方巻の食べ方にはいくつかのルールがあります。ルールを守って恵方巻を食べ、福をつかみましょう。

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・恵方巻のルール

① 太巻きずしを一人1本ずつ用意する。
恵方巻には、縁起良く七福神にちなんで7種類の具を入れた太巻きずしが望ましく、巻き込んだ福を逃さぬよう丸ごと1本、切らずに用意します。
太巻きを鬼の金棒(逃げた鬼が忘れていった金棒)に見立てて、鬼退治ととらえる説もあります。

② 恵方を向いて食べる。
恵方とは、その年の縁起の良い方角で、年神様がいる方角です。その恵方を向いて丸かじりすると願い事が叶い、無病息災や商売繁盛をもたらすとされています。

③ 願い事をしながら無言で一気に1本食べきる。
途中でしゃべったりすると、運が逃げてしまうそうです。黙々と食べましょう。

この③が意外と大変で、①の段階で具だくさんにしすぎると食べるのに一苦労なんてことも。でも、家族そろって恵方を向いて黙々と食べている姿は、何ともほほえましく、つい、おしゃべりしたくなってしまうのをこらえるのも大変です。


■その他の行事食

・節分そば
旧暦では節分は大晦日のようなものなので、大晦日の年越しそばのように、節分にもそばを食べる習わしがみられます。

・けんちん汁
関東地方には、節分にけんちん汁を食べる地域があります。けんちん汁に豆を入れる場合もあります。けんちん汁は、節分に限らず小正月や初午など、寒い冬の行事で親しまれています。

・福茶
正月の三箇日にも供される福茶。「おめでたい」の梅、「喜ぶ」の昆布、「まめまめしく」の豆が揃った縁起物で、豆は3粒だけ入れます。
節分の豆を年の数だけ食べられなかったとしても、福茶がその代わりになります。

・こんにゃく料理
「胃のほうき」「砂おろし」などともいわれ、冬至、大晦日、節分など大切な節目にこんにゃく料理を食べ、からだの中をきれいにします。

・いわし料理
鬼は、いわしのにおいと柊のトゲが苦手とされていて、節分には柊に焼いたいわしの頭を刺した「焼嗅(やいかがし)」を玄関先に飾る風習があります。これは、鬼(災い)が入ってこないようにするおまじないです。これにちなんで、いわし料理を食べる風習もあります。塩焼きにしたり、丸干しを焼いたりしてもおいしいですね。

こちらも合わせてご覧ください。
【季節のめぐりと暦】節分
http://www.i-nekko.jp/meguritokoyomi/zassetsu/setubun/

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