日々の便り

2018年08月06日

二十四節気「立秋」。優雅な扇子使いで涼やかに

8月7日は「立秋」。二十四節気のひとつで、この日から立冬の前日までが暦の上では秋となります。暦の上では暑さのピークが過ぎるので、立秋以降の暑さを「残暑」といい、「暑中見舞い」も「残暑見舞い」に変わります。とはいうものの、とにかく毎日暑い日が続くので全くピンときませんね。「暦の上では秋ですが・・・」というおなじみのフレーズも恨めしく感じます。

七十二候では7日から「涼風至(すずかぜいたる)」に入ります。涼しい風が吹き始める頃という意味です。本来であれば、朝晩吹く風に少しずつ涼しさが混じるのを感じ、空を見上げれば、うろこ雲や鰯雲が、秋の訪れを知らせてくれる頃。そんな秋の兆しを少しでも早く見つけたいものです。

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エアコンも扇風機もない時代、人々は高温多湿で蒸し暑い日本の夏を乗り切るために、自然の風や水を使って上手に涼を呼び込んでいました。異常気象の中ではそれこそ「焼け石に水」かもしれませんが、工夫のひとつかもしれません。
その中のひとつが扇子。扇子にはいろいろな種類がありますが、一般的な涼をとるための扇子を「夏扇子」とか「持扇」などと呼びます。一年中使えますが、やはり夏が一番の出番。涼やかな夏の風物詩として優雅に涼をとってみませんか。扇子美人になれる扇子のたしなみをご紹介します。

【暮らしの中の歳時記】涼をとる扇子
https://www.i-nekko.jp/kurashi/2018-060414.html
【季節のめぐりと暦】二十四節気
https://www.i-nekko.jp/meguritokoyomi/nijyushisekki/
【季節のめぐりと暦】七十二候
https://www.i-nekko.jp/meguritokoyomi/shichijyuunikou/
【暮らしの中の歳時記】涼を呼ぶもの―風と水
https://www.i-nekko.jp/kurashi/2018-060313.html

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