日々の便り

2020年11月16日

七十二候「金盞香」。旬の「れんこん」をおいしく食べるには

11月17日から、七十二候では「金盞香(きんせんかさく)」になります。「きんせんか」といっても、春に咲くキク科のキンセンカのことではなく、水仙をさします。「金盞」とは金の盃のことで、水仙の黄色い冠がまるで金の盃のようなので、こう呼ばれます。水仙が咲き芳香を放つ頃です。水仙は12月から2月頃が開花時期で、雪の中でも咲き始めるので「雪中花」とも呼ばれます。日本各地に群生地があり、私たちの目を楽しませてくれます。

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さて、れんこんは一年中出回っていますが、今頃から安くておいしい旬の季節を迎えます。「蓮根掘る(はすねほる)」は初冬の季語です。
れんこんは「蓮根」と書くので、蓮の根っこと思われがちですが、根ではなく地下茎が膨らんだもの。水生植物である蓮は気孔が発達していて、地下茎にも空気を通すための穴が貫通しています。それがれんこんの穴です。まっすぐ穴が通っているので「見通しがきく」として、れんこんは昔からお正月やお祝いの席でよく使われる縁起ものでもあります。
冬のれんこんはもっちりとして甘みがでてきます。れんこんの選び方や保存のコツ、下ごしらえのポイントなどをまとめました。
【旬の味覚と行事食】れんこん
https://www.i-nekko.jp/mikaku/2020-111110.html

【季節のめぐりと暦】七十二候
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【暮らしの中の歳時記】水仙
https://www.i-nekko.jp/kurashi/2018-111510.html
【旬の味覚と行事食】れんこん
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【暮らしのまつり・遊び/夏】夏の花―水辺に咲く蓮と睡蓮
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