日々の便り

2017年07月24日

「土用の丑の日」。「う」のつくもので疲労回復

7月25日は「土用の丑の日」。今年は8月6日にも土用の丑の日(二の丑)があります。土用の丑の日には「う」のつく梅干し・うどん・うりなどを食べて夏バテ防止をする風習がありますが、「鰻」はまさに疲労回復効果抜群の食べものとされていました。
『万葉集』に大伴家持が痩せこけた知人の夏痩せ防止に鰻を勧める歌があり、かなり古くから鰻が夏バテ防止に効く食べものとして注目されていたことがわかります。
「う」のつく食べ物以外でも、土用しじみ、土用卵、土用餅などを食べる習わしがあります。

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また、土用の丑の日には、夏バテ防止や疲労回復のため、薬草を入れた風呂に入る風習があり、これを「丑湯」といいます。ドクダミや緑茶などさまざまな薬草が用いられましたが、江戸時代は桃の葉を入れた桃湯を丑湯としていたそうです。
今夜は、ぬるめのお湯に好みの入浴剤を入れて、手軽に「丑湯」を楽しんでみてはいかがでしょうか。

【四季と行事食】土用の丑の日・鰻の話
http://i-nekko.jp/mikaku/mikaku_natsu/ushinohi/
【四季と行事食】昔の人のスタミナ源
http://i-nekko.jp/mikaku/mikaku_natsu/sutamina/
【食の歳時記・旬の味】ひつまぶし
https://www.i-nekko.jp/mikaku/mikaku_natsu/2018-052606.html
【暮らしの中の歳時記】丑湯
https://www.i-nekko.jp/matsuri_asobi/matsuri_natsu/2018-071810.html

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