日々の便り

2023年01月03日

令和5年は「卯年」。「初詣」も混雑を避けてのんびりと

2023年は卯年。本来、干支は十干と十二支を組み合わせたものなので、2023年の干支は「癸卯(みずのとう)」ですが、一般的には十二支の方をさすので、卯年となります。中国伝来の十二支は、もともと植物が循環する様子を表しているので、十二支の4番目である卯年は、芽を出した植物が成長するように、目に見えて大きく成長する年だといわれています。また、卯を動物に当てはめるとうさぎになります。うさぎは跳びはねることから、飛躍するという象徴になります。さらに、たくさんの子を産むことから豊穣、子孫繁栄のシンボルになっています。

202301_hatsumoude.jpg

さて、新年に初めて社寺にお参りする「初詣」。もともとはその土地を守る産土神や一族を守る氏神様に新年の挨拶をするもので、江戸時代には恵方(その年の吉の方向)にある社寺にお参りする「恵方詣」も流行りました。現代では、多少遠くても有名な社寺にお参りしたり、商売繁盛や合格祈願などのご利益の種類で詣でる先を決めたりすることも多いでしょう。
かつては「年籠り(としごもり)」として、大晦日から元旦にかけて徹夜で社寺にこもる風習があり、それが大晦日の夜の「除夜詣」と元旦の「元旦詣」に分かれていきました。

初詣は早いほうが良いとされているので、三が日を過ぎたら松の内(一般的には1月7日まで)に、遅くとも小正月(1月15日)を目安にします。でも、今は「密」をさけるため、初詣の期間もゆるやかになっています。社寺の感染症対策も守り、安心してお詣りできるようにしましょう。

【暮らしを彩る年中行事】十二支と方位
【暮らしを彩る年中行事】初詣
【暮らしを彩る年中行事】お正月


ページトップへ